木の持つ美しさと強さを最大限に引き出した「燻煙乾燥木材」を使用

新・みん家 the 二人暮らしで使用されている「燻煙乾燥木材」は煙で燻しながら木を乾燥させ、木の持つ美しさを最大限に発揮する乾燥方法。
防虫、防腐、防カビ効果があり、また、反りや狂い、割れなどの原因となるひずみを少なくします。また、薬品処理は一切行っていないため、健康面においても最適です。環境にも優しい乾燥方法なのです。
また、薬剤散布を行わない施工のため、自然との対応、共存共栄が可能です。

木材で建てられた家の特徴

木は鉄やコンクリートより優れた比強度があります

重さ当たりの材料の強度を示した比強度を見ると、杉は鉄の4倍のひっぱり強度、コンクリートの6倍の圧縮強度があります。この数字から、木は軽くて強い家を創るのに適しており、地震に対してもメリットを備えています。

木は表面炭化で内部延焼カット

木が燃えた場合、まず表面が焦げて黒くなります。これが表面炭化といわれるものです。表面炭化は火災の際の強度低下を引き延ばす役目を果たし、5~6分熱が加わっただけで、急激に強度が低下する鉄やアルミニウムに比べて、木は30分燃え続けたたとしても24mm程度の炭化で済みます。

木は経年、劣化がゆるやかです

鉄やコンクリートとは比較にならないほど長寿な木は、強度低下で緩やかで、環境さえ整っていれば、100年や200年という長い歳月を耐えうることのできる素材です。例えば、檜は伐られてから逆に200年間は強度が増していくという、自然素材ならではの生命力を秘めています。

木の地肌はぬくもりがあります

コンクリートや鉄と違って木はヒンヤリ感がありません。木は熱伝導率が低いため体に触れても体温が奪われにくいのです。それに加え、木の香りは心を落ち着ける癒しの効果があります。

木で室内の紫外線対策

窓から入った光は、壁や木に当たり、窓に反射しますが、木は有害な紫外線の反射を抑える性質を持っています。その他にも、人の歩行に適した弾力性や、音楽を心地よく響かせる吸音声などメリットがいっぱいです。

木は室内の温度を一定に保ちます

室内の温度が高くなると湿気を吸収し、逆に乾燥すると、それを吐き出して、快適な室内環境をつくります。木は木材になっても呼吸する調湿作用があります。

Column

日本では、国産の木材があまり使われていません。
このため、手入れが行き届かないヒノキ、スギなどの人工林が増えています。
植える、育てる、収穫する、上手に使うというサイクルがCO2をたっぷり吸収する元気な森をつくります。

元気を失っている、日本の森林

なぜ、国産材を使う事が、森林を健全にするのでしょう。
国土の約7割が森林という世界有数の森林大国、日本。かつて国産材は、毎日の生活の中で燃料や日用品として豊富に使われてきましたが、生活様式の変化などにより使われることが少なくなりました。
その結果、森林の約4割を占めるヒノキやスギなどの人工林の中には、手入れが行き届かないものが増えています。間伐を行っていない人工林は、みるみるうちにやせた木ばかりになり、水を蓄えて土を保つという森林本来の力が衰え、土砂崩れや洪水の原因にもなります。

木を使うこと。それが森林を育てます。

苗木を植え、使える大きさに育てるには約50年かかるといわれています。
活発に成長する20?30年頃が最も多くのCO2を吸収して炭素を固定しますが、その後はCO2吸収量が徐々に減っていきます。50年の間、森林を育てるために必要なお金は、間伐材や成長した木材の販売で賄われます。しかし、現在の木材の国内自給率は2割程度にすぎません。

今必要なことは、成長した木材や間伐材をどんどん利用し、そしてまた新しい苗木を植え森林を育てる、森林の循環を促進することです。

植林時には、まっすぐな木を早く育てるために苗木を多めに植えます。しかし、木が成長すると混み過ぎて太陽光を十分に受ける事ができません。そこで適度に木を伐採して本数を減らす間伐を行います。残った木はたくましく育ちます。
また、下草が生え、土砂災害の防止に役立つ他、森に住む動物達の住処ともなるのです。

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